■行政報告の内容(7課 22項目)■
平成22年度の支出額は48億3,777万9千円で、平成21年度決算額37億9,203万円に比べ27.6%増加しております。
増加の要因としましては、地域情報通信基盤整備事業をはじめ、国の経済対策による臨時交付金事業や雇用対策事業などに取り組んだことにより、歳入・歳出とも大幅な増加となっております。
実質収支額は3,585万1千円の黒字となり、財政調整基金積立金等を加えた実質単年度収支は、9,685万3千円となりました。
基金につきましては、特定目的基金807万8千円を各基金の目的に沿って取り崩しましたが、財政調整基金や減債基金等に総額3億1,402万5千円を積み立て、平成22年度末の基金残高は、12億2,879万4千円となりました。
積立金の主な財源には、これまでの財政健全化の取り組みによる歳出圧縮と、歳入の大部分を占める地方交付税が堅調に交付されたことによる剰余金を充てております。
財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、前年度より
0.7ポイント増の91.5%になりました。依然として90%以上の危険ラインであり、財政構造の硬直化が続いております。
また、町債に関する指標は、公債費比率が、前年度より5.8ポイント増の12.9%、起債制限比率が、1.0ポイント増の4.1%となっており、いずれの指数も、平成18年度、19年度におこなった繰上償還の効果がなくなったことが影響しております。
財政健全化を判断する4指標につきましては、一般会計の赤字比率を示す「実質赤字比率」は黒字決算であるため、比率は生じておりません。
一般会計に水道や集落排水など特別会計を含めた赤字比率を示す「連結実質赤字比率」も黒字決算であるため、比率は生じておりません。
一般会計の元利償還金のほか、一般会計から公営企業会計への元利償還金に対する繰出金や、一部事務組合への公債費の負担金なども含めた公債費の財政規模に占める割合を示す「実質公債費比率」は、前年度より0.1ポイント減の17.4%で、警戒ラインの18%を下回っております。
地方債の現在高など、町が将来負担すべき実質的な負債の財政規模に占める割合を示す「将来負担比率」は、前年度より32.8ポイント下がり62.7%で、早期健全化基準の350%を大きく下回っています。
これらの4指標は、財政健全化計画の策定が義務づけられる早期健全化基準以下となりましたが、経常収支比率は依然として高水準であり、引き続き、歳出構造の見直しが必要となっております。
平成23年度普通交付税の算定結果及び臨時財政対策債の発行可能額について、ご報告申し上げます。
普通交付税につきましては、17億7,364万5千円で、対前年比3.2%減、5,897万5千円の減額となりました。
また、臨時財政対策債の発行可能額は、1億2,211万5千円となり、対前年比29.9%減、5,215万9千円の減額となりました。
普通交付税と臨時財政対策債を合わせると、18億9,576万円となり、対前年比5.5%減、1億1,113万4千円の減額で、県内平均1.0%減に比べ減額幅は大きく、対前年度比でみた減少率は、県内21市町村で2番目となっております。
減額の要因としては、平成23年度交付税算定から平成22年度国勢調査の速報人口が用いられ、川本町は県内でも人口減少率が高かったことが影響しております。
なお、当初予算と比較した場合、普通交付税は1億2,364万5千円の増、臨時財政対策債は2,611万5千円の増、合わせて1億4,976万円の増となりました。
増額分につきましては、財政調整基金及び減債基金の取り崩し額1億255万6千円への充当と基金への積み立てを予定しています。
ふるさと思いやり基金につきましては、平成22年度は27件、317万4千円と多くの皆様から寄附をいただきました。今年度は、8月末現在、5件、363万円の寄附をいただいております。皆様方のふるさとへ対する思いを形にするため、関係課などと連携を図りながら、有効な活用を図っていきたいと考えております。
平成21年度から整備を進めてまいりました久座仁地区定住促進住宅につきましては、全12戸のうち、今年度、4戸の整備を行い、すべての整備が終了する予定です。
この4戸につきましては、既に工事発注を終え、9月中旬から入居受付を開始、11月には入居できるよう準備を進める計画です。
今年度策定する第5次川本町総合計画(平成24年度から平成33年度まで)につきましては、職員8人で構成する策定委員会を6月29日に発足し、作業を進めているところです。
今後、議会や住民の皆様方の意見も反映していくこととしています。
4月からサービスを開始しました地域情報通信基盤整備事業「まげなねっとかわもと」につきましては、順調に運用を進めております。
8月31日現在の加入状況は、通信サービスにつきましては1,466件(加入率81.1%)、有線テレビにつきましては集合住宅を含め1,102件(加入率61.0%)です。
有線テレビでは議会の様子を放映するなど、告知放送も併せ、今後、情報提供サービスの向上を図っていきたいと考えております。
川本北公民館に常駐させた集落支援員については、地域課題の調査等を進めているところです。また、地域おこし協力隊員については、地域のイベントの企画に協力したり、有線テレビのリポーターを務めるなど、少しずつ地域に関わりを持っているところです。
その中で、8月20日には県西部の地域おこし協力隊員が実行委員会を作り、川本の野外音楽堂を会場にアマチュアバンドフェスティバルを開催しました。当日はあいにくの雨模様でしたが、県内外から多くの来訪者があり、川本町の魅力を大いに情報発信できたものと評価しているところです。
有害鳥獣対策の一環として、島根県が事業主体となり3月から取り組んできました「モンキードッグ(サルの追い払い犬)の育成訓練」が7月に終了し、服従訓練成果テストが実施されました。
川本町では6頭すべてが合格し、この6頭を8月19日に「モンキードッグ」として認定したところです。
モンキードッグ事業は、県内では初めての試みであり、今後、運用にあたっては住民の皆様に十分周知をし、関係機関と連携を図りながら猿被害の軽減につながるよう取り組んでまいります。
食の安全・安心や環境保全への関心が高まる中、有機農業への取り組みが進んでいます。
本町においては今年度、県事業「みんなでつくる有機の郷事業」の助成を受け、堆肥づくりや販路確保を進める申請が1件、国事業「環境保全型農業直接支払交付金」を受け、化学肥料や化学合成農薬の5割低減、緑肥の作付けなど、環境保全効果の高い営農活動に取り組む申請が12件、提出されています。
いずれも水稲での取り組みですが、今後は他の作物も含め、生産者の皆さんと協議をしながら取り組みを拡大していきたいと考えております。
湯谷温泉・弥山荘の木質チップボイラー導入につきましては、8月1日に総合評価落札方式によるプレゼンテーション審査を行いました。2社から提案を受け、審査の結果、森下建設株式会社(江津市桜江町)が提案した国産ボイラーに決定しました。
12月20日までの工期に完成するよう工事の進捗を管理するとともに、安定したチップの供給などについて邑智郡森林組合と協議をおこなっております。
ボイラー導入に伴い、森林保育や間伐事業によって発生する森林資源の利活用を進め、CO2の削減や温泉施設の運営コスト削減が図られるものと期待しております。
「ええなぁまつりかわもと」を7月30日に開催いたしました。
江の川名物花火大会は、今年60回の節目を迎えたことから、花火の増発をはじめ、江の川でのイカダ下りや新たなイベントなど、多くの催し物を実施しました。
当日は、近年を上回る大勢の方々にお越しいただき、真夏のお祭りを楽しんでいただきました。
平成6年の大渇水を受けて島根県が創設した井戸ボーリング事業が、平成6年度及び平成13年度から平成17年度までの5年間、継続されました。
この間は、県が50万円、町が50万円、計100万円を上限額として補助をおこなってきましたが、この補助事業が廃止となりましたので、平成18年度からは町単独で50万円を上限として補助をしています。
現在、町内には、山水を飲料水としている世帯が47世帯あります。そのうち26世帯は湧水で、飲料水に支障がないようですが、21世帯では、濁りや枯渇など、不安を抱えておられる状況にあります。
このため、上水道給水区域世帯との均衡を図り、飲料水への不安を解消するため、町の補助額の嵩上げについて上限100万円とする要綱改正をおこない、井戸ボーリングを推進することとしております。
7月6日から7月7日の豪雨災害につきましては、公共土木災害が1カ所発生し、被害額は1,800万円です。
補助災害の対象にならない小災害は、7カ所で330万円あり、町単独費及び起債で対応する予定であります。
昭和46年度から40年間にわたり地籍調査業務を進めてまいりましたが、平成23年度の因原地区をもって、すべての業務が完了します。
7月末現在の事業状況は、計画面積92.05キロヘーホーメートルに対して、認証面積は90.37キロヘーホーメートル、達成率は98%です。 因原(1)地区については、年内に本閲覧が実施できるよう調査中であり、因原(2)地区については、すでに本閲覧をおこなっており、ともに年度内の調査完了に向けて取り組みます。
NHKの夏期巡回ラジオ体操「みんなの体操会」が8月18日に、島根中央高校グラウンドからNHKラジオで全国放送されました。
当日は、前日からの雨もあがり、さわやかな朝の空気の中、町内外から約480人の参加があり、NHKテレビ・ラジオ体操の指導者、岡本美佳先生の指導のもと、体操をおこないました。また、終了後は、郡内の小中学校の先生などを対象とした指導者講習会も開催されました。
今後もこのような事業を取り入れながら、町民の皆様の健康づくりに取り組んでいきたいと考えております。
本町の高齢化率は、7月末で41.1%となり、昨年と比べ0.3%増加しています。また、90歳以上の方は166人であり、人口全体に占める割合は4.3%で、昨年と比べ30人、0.8%の増となっています。町内の最高齢者は104歳の方です。
長寿を祝い、90歳の方44人、95歳の方18人、100歳以上の方13人へ、町から記念品を贈呈することとしております。
また、今年度100歳を迎えられる方2人へ、内閣総理大臣からの記念品を伝達させていただく予定です。
仁寿会加藤病院では、島根県知事から8月1日付けで「社会医療法人」としての認定を受け、へき地医療など地域で必要な医療を担い、公益性の高い医療を提供していくことになりました。町としましても、今後一層、地域医療に貢献されることを期待しているところです。
公立邑智病院においては、今年度、内科医3人、外科医1人、看護師4人を採用したところですが、泌尿器科医師が退職したことにより入院透析を中止し、医師などの不足が続いている状況にあります。
また、大田市立病院につきましても、今年度、内科医1人、脳外科医1人、看護師7人を新規採用しておりますが、医療従事者の不足を解消し救急指定の再取得には至っていない状況にあります。
引き続き、大田・邑智地域の医療従事者の確保や医療の充実に努めてまいりたいと考えております。
学校統合準備委員会の各部会では、教材や備品などについて詳細な確認や打合せをおこなうなど、検討を進めております。
また、統合小学校の名称につきましては、8月9日に校名等選定委員会を開催し、その後の教育委員会で、「川本(かわもと)」小学校とすることが決定されました。
今後は、校章の公募を行うとともに、校歌については、統合小学校にふさわしい特色のある作詞作曲を、専門家へ依頼したいと考えております。
平成21年7月から2年間、中学校専属ALTとして勤務したアシュリー・ジョー・コックスさん(アメリカ)が、7月に契約を満了し帰国いたしました。
アシュリーさんは語学指導だけでなく、校内に『アシュリーの掲示板』を設置し、アメリカの文化などを紹介しながら生徒達とコミュニケーションを図っていただきました。
アシュリーさんの後任には、アメリカ出身のジェニファー・キャスリーン・マクベイさんが来日し、中学校に勤務していただいております。
会館が所有するピアノ・スタインウェイを、一般の方々に気軽に弾いていただく演奏会「私の弾くスタインウェイ」を、9月25日に開催いたします。
この自主企画事業は、今年で3回目を迎え、小学生から80歳代の方まで、県内外16人の参加申し込みをいただいております。
5月10日に開催した指定管理者現地説明会には、県内から4社、県外から3社、計7社の参加がありました。また、2回目の6月21日には、県内2社、県外5社、計7社の参加がありました。今後は、9月30日の募集締め切りを受けて、10月中旬には選定委員会を開催する予定です。
(提出議案等)
今定例会に提案しました案件は、条例案件2件、予算案件6件、決算案件7件、人事案件5件、その他案件1件であります。
島根県川本町 〒696-8501 島根県邑智郡川本町大字川本545-1
TEL.0855-72-0631(代)FAX.0855-72-0635