島根県 川本町

町長からのメッセージ('09/03/13)

川本高校の卒業・閉校式

 温かい春の訪れを感じる日ざしの中に一抹の寂しさを感じました。
 私の母校「川本高校」の閉校です。3月4日の卒業式、12,849番目の卒業証書の授与が川本高校生の最後でした。
 その後の来賓挨拶、胸に迫るものを感じながら私の高校生活の思い出を話し、卒業生の皆さんへの祝辞としました。私の高校卒業式当日は大学受験の当日で、式には出席できませんでした。しかも、数学の試験で重大なケアレスミス、模範解答を見て真っ青になったことを思い出しています。その時は人生が無くなったような情けなさを感じていましたが、今思い出すと、かえって懐かしい思い出です。色々な経験があったから、そのように思えるのようになったのでしょう。

 午後は、会場を悠邑ふるさと会館大ホールへ移しての閉校式。
 川本高校の校旗が生徒会長から、島根中央高校の生徒会長へと引き継がれました。「川本」の冠はなくなりますが「島根県の中央に位置することに加え、県を代表する高校のひとつとなってほしい」との思いを込めて命名された「島根中央高等学校」を引き続き支援していきます。多くの川本高校卒業生の方々を含め、関係される皆さんのご支援・ご協力をお願いいたします。


川本高校吹奏楽部「ありがとうコンサート」のあいさつ文より

 川本高校吹奏楽部「ありがとうコンサート」のご盛会を心よりお慶び申し上げます。
 NHK器楽合奏コンクールでの5度の日本一など、全国を舞台とした素晴らしい活躍が川本町の「緑にこだます音楽の里」宣言に結びついています。竹内先生をはじめ、歴代のご指導いただいた諸先生方のご功績はもとより、今はOBとして支えてくださっている方々、その時々のメンバーとして一所懸命頑張り練習してこられた生徒の皆さん、関係者の方々に深く敬意を表し感謝を申し上げます。

 私自身も吹奏楽部の出身。1年生の時の中国大会で審査員の数では勝ちながら、ただ一人の審査員が大差で相手校に点数を入れたため全国大会へ出場できなかったことは、昨日のことのように残念な思い出です。でも、和太鼓を叩いて海外公演ができ、ちんどん太鼓を叩いて多くの友達ができたのは吹奏楽部に在籍したおかげです。当時のクラブ仲間たちの面影は、今も鮮明に脳裏に焼きつき、会えば青春時代に帰ることが出来る素晴らしい人たちばかりです。そして、ドイツ、デンマーク、モスクワと公演したおかげで、音楽は世界共通の言葉であり感動だということも実感できました。これからの元気な街づくりには音楽を中心とした文化の育成が重要なキーワードです。
 「かわもと」という名前はドイツ南西部ではブランドになっています。「演奏が素晴らしかったのはもちろん。川本高校の生徒たちは、古き良き時代の日本の子ども達そのものの態度であった」と言われたのは、ウルム市立交響楽団の日本人関係者。
 この栄えある伝統を持つ川本高校吹奏楽部を引き継いでゆくのは「県の中央に位置し、県を代表する高校のひとつになってほしい」として校名決定された島根中央高校吹奏楽部。ますますのご活躍と末永い発展、皆様方のご健勝をお祈りして、お祝いの言葉といたします。